遮熱塗料の効果
遮熱塗料は、太陽の光を反射する機能を持つ塗料です。
一般塗料と比較すると、配合されている色の成分配合が大きく異なります。
遮熱塗料には、太陽光に含まれている近赤外線を反射する作用を持つ顔料を多く含んでいるのが特徴です。
この顔料成分が光を反射することによって、室内の温度上昇を防ぐ効果が期待できます。
具体的に、一般塗料と遮熱塗料とで、どのぐらいの温度差が期待できるのかというと、住宅の向きや環境によってケースバイケースです。
目安としては、体感温度でマイナス2度ぐらいです。
このマイナス2度を大きいと考えるか小さいと考えるかは、人によって異なりますし、住宅の1階と2階部分における温度差によっても変わります。
しかし、ライフスタイルによっては、2度の差で毎日の生活が暮らしやすくなる可能性が期待できます。
遮熱塗料と一般塗料の単価はどのぐらい違う?
遮熱塗料は、ハイスペックな塗料です。
そのため、一般塗料と比べると、㎡当たりの単価は若干高くなります。
どの商品を使うのかによって単価は異なりますが、一般塗料との差を比較すると、目安としては、㎡当たり300円~500円程度の値上がりを考えておくと良いでしょう。
一般的に遮熱塗料は屋根材に使うことが多く、60㎡ぐらいの屋根塗装施工にかかる費用の差は、2万円~4万円程度となります。
室内温度の上昇を防げるので、エアコン代の節約にもつながります。
夏の日射が暑くて困っているという人や、エアコンをつけても2階部分がなかなか冷えないという人は、ぜひ遮熱塗料を検討すると良いでしょう。
こんな家は遮熱塗料がおすすめ
遮熱塗料を使うと、程度に差はありますが、室内の温度にプラスの影響があります。
しかし、住宅の構造によっては、効果が出やすい住宅もあれば、出にくい住宅もあるため、注意が必要です。
遮熱塗料を使うことで効果を実感しやすいのは、天井が吹き抜けタイプの住宅や、2階部分にリビングルームがある家、また屋根が金属で熱を伝えやすい住宅などです。
また、3階建ての場合にも、3階部分に熱気が上りやすくなるため、遮熱塗料を使うことによって大きな温度差を実感できるでしょう。
一方、遮熱塗料を使っても遮熱効果を実感しにくい家もあります。
例えば、屋根材に厚めの瓦材が使われている場合です。
瓦の素材が熱を内側にキープするため、効果を実感しにくくなります。
また、太陽光パネルが屋根の上に設置されている場合にも、遮熱効果が出にくくなります。
藤沢市で遮熱塗料を使った屋根塗装なら、伊藤塗装へお気軽にご相談ください。