1. 基礎塗装とは?
基礎塗装とは、建物の土台部分である基礎コンクリートに専用の塗料を塗布する工程を指します。多くの方は外壁や屋根の塗装に注目しがちですが、実は基礎部分も非常に重要な役割を果たしています。基礎は建物全体を支えるため、劣化やひび割れが生じると、建物の強度や耐久性に影響を与える可能性があります。
2. 基礎塗装が必要な理由
基礎コンクリートは常に地面と接しているため、湿気や雨水、さらには塩害の影響を受けやすい環境にあります。これにより、以下のような問題が発生することがあります。
- ひび割れの発生:小さな亀裂から水が浸入し、内部の鉄筋が錆びてさらに劣化が進行
- カビや苔の発生:湿気の多い地域ではカビや苔が生えやすく、見た目の悪化だけでなく構造の腐食も促進
- 水の浸透による劣化:基礎部分に水が浸透することで、凍害や膨張を引き起こし、基礎の耐久性が低下
3. 基礎塗装のメリット
基礎塗装を行うことで、以下のようなメリットがあります。
- 防水効果の向上:専用の防水塗料を使うことで、水の浸透を防ぎ劣化を抑制
- 美観の維持:外壁だけでなく、基礎部分も美しく保つことで家全体の印象が良くなる
- 長寿命化:基礎部分の保護が強化され、建物全体の耐久性が向上
4. おすすめの基礎塗料
基礎塗装に使用する塗料は、環境や耐久性に応じて選ぶことが重要です。ここでは、おすすめの基礎塗料をご紹介します。
- 日本ペイント|キソエース おすすめ!
- 高耐久性
反応硬化形塗膜によりすぐれた付着性を有し、シリコン系塗膜により高い耐久性を発揮します。 - 選べる塗装外観
ウールローラーを用いた平滑仕上げ、砂骨ローラーを用いたゆず肌(ライトウェーブ模様)仕上げが可能です。 - 微弾性
微弾性塗膜により、下地のヘヤクラックにも追従します。
※ヘヤクラック…幅0.3mm以下、深さ4mm以下 - 透湿性
従来品に比べ透湿性が向上。背面からの水分の影響を緩和し、膨れやはく離を抑制します。 - 防藻・防かび性
藻やかびの発生を抑制し、建物の美観を維持します。 - 関西ペイント|アレスキソハバキコート
- 防水性が優れる。
- 基礎コンクリートの中性化を抑制する。
- 透湿性がある。
- 防カビ性・防藻性を有している。
- シリコン配合効果により長期耐久性がある。
- 微弾性がある。
- ヘアークラックを充填補修することができる。
- 1液タイプで扱いやすい。
- 水性のため塗装時の臭気が少なく安全。
- エスケー化研|セラミガードNEO
- 撥水性
光安定剤を複合化した特殊シリコン変性樹脂による撥水機能と高い持続力により、長期に亘り基材への雨水の浸入を防止し、水や凍害などによる壁面の劣化を抑制することができます。 - 超耐候性
セラミガードNEOは、従来の撥水塗料とは異なり、光安定剤を複合化した特殊シリコン変性樹脂の採用により、塗装直後から撥水性を示し、長期に亘りその性能を維持します。 - 透湿性
透湿機能があるため下地の調湿機能を阻害することなく、内部結露防止・凍害防止につながります。 - 防かび・防藻性
特殊設計により、長期に亘ってかびや藻などの微生物汚染を防ぎ、衛生的な環境を維持します。 - 安全設計
水性であるため、溶剤中毒や火災の心配が少なく、作業環境の向上に役立ちます。
- 撥水性
5. 基礎塗料の選定ポイント
基礎塗料の選定には以下の点が重要です:
- 防水性の高さ:水の浸透をどれだけ防げるか
- 柔軟性の有無:基礎はわずかに動くため、ひび割れを防ぐ塗料が望ましい
- 耐候性の強さ:雨風や紫外線への耐久性
- 環境への配慮:臭いやVOC(揮発性有機化合物)の少ない水性タイプが理想
6. 伊藤塗装の基礎塗装サービス
「伊藤塗装」では、基礎塗装にも力を入れています。経験豊富な伊藤が丁寧に施工を行い、基礎部分の劣化を防ぎ、美観も保ちます。
施工前の診断から施工後のメンテナンスまで一貫して対応しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
7. まとめ
基礎塗装は見過ごされがちですが、建物全体の強度や耐久性を維持するためには欠かせない工程です。定期的なメンテナンスと適切な塗装を行うことで、安心して長く住み続けられる住まいを守りましょう。
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施工前 -
施工中 -
施工中 -
施工後