2回目の外壁塗装、後悔しないために｜時期・塗料・業者選びの正しい考え方
「前回、外壁を塗り替えてからもう10年以上が経つけど、そろそろまた塗り時かな？」
そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか。
築15年〜20年を迎える住宅では、2回目の外壁塗装を検討するご家庭が増えています。
特に50代〜70代のご夫婦にとっては、
「この先、何度も塗り替えをするのは大変だから、今回を最後にしたい」
「費用を無駄にしたくないから、ちゃんとした業者にお願いしたい」
といったお気持ちもあるかと思います。
この記事では、2回目の外壁塗装で気をつけたいポイントや、信頼できる業者選びの考え方について、わかりやすく解説していきます。
「前に塗ったのは10年以上前かも…」 そんなふうに感じたら、そろそろ2回目の塗装を検討しても良いタイミングです。
塗り替えのサインに気づいていますか？
白い粉がつくチョーキング現象は劣化のサインです
2回目の塗装は「下地の状態」を丁寧に確認
シーリング材が切れていると水の侵入原因に
塗料選びは「次の10年」を意識して
仕上がりの色やツヤで家の印象も大きく変わります
🎨 塗料のグレード（種類）と耐久年数の目安
塗料にはグレード（種類）があり、それぞれ耐久年数・価格・特徴が異なります。
「どれが良いか？」は、ご家庭の考え方（予算・今後の住まい方）により変わってきます。
✅ アクリル塗料（耐久年数：5〜7年）
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昔ながらの塗料。現在はあまり使われません
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安価だが、もちが短いため、こまめな塗り替えが必要
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長く住む家には不向き
✅ ウレタン塗料（耐久年数：7〜10年）
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比較的安価で柔らかい塗膜が特徴
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小規模な塗装（門扉・鉄部など）に使われることも
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現在では外壁全体にはあまり選ばれない
✅ シリコン塗料（耐久年数：10〜13年）
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一般住宅で広く使われているスタンダードな塗料
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価格と耐久性のバランスがよく、人気が高い
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「1回の塗り替えで10年もてば十分」という方におすすめ
✅ ラジカル制御型塗料（耐久年数：12〜15年）
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紫外線による劣化（ラジカル）を抑える新しい技術
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シリコン以上のもちと耐久性
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比較的新しいが実績も増えてきて安心
✅ フッ素塗料（耐久年数：15〜20年）
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高耐久で、汚れにも強い
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長く住む予定の家や、メンテナンスを減らしたい方に向いている
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初期費用は高めだが、長い目で見るとコスパがよい
✅ 無機塗料（耐久年数：18〜25年）
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セラミックなどを含んだ「無機物」がベースの最高グレード
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紫外線や雨に非常に強く、色あせしにくい
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「今回の塗装を最後にしたい」という方に選ばれることが多い
🏠 選ぶときの考え方（プロ目線のアドバイス）
| 考え方 | 向いている塗料 |
|---|---|
| 価格を抑えたい | シリコン・ラジカル |
| 長くもたせたい | フッ素・無機（高耐久・長持ち） |
| 次の塗り替えを減らしたい | 無機・フッ素（高耐久・長持ち） |
| 将来は引っ越すかも | シリコン・ラジカル |
| 家族のために安心を優先 | フッ素・無機（防汚・防カビ効果） |
施工前後でお家の印象も大きく変わります！
信頼できる業者とは？
価格の安さだけで選ばず、「診断を丁寧にしてくれるか」「説明がわかりやすいか」「必要のない工事をすすめてこないか」を確認しましょう。 地元の業者で、施工事例が豊富な会社は、実際に近所での評判を聞くこともできます。
🏠 信頼できる塗装業者を見極める7つのポイント
外壁塗装は高額な工事です。
だからこそ「どの業者にお願いするか」はとても大事です。
ここでは、実際に塗装業に長く関わってきた立場から、信頼できる業者を見極めるためのチェックポイントをご紹介します。
✅ ①「現地調査」をきちんと行うかどうか
電話や写真だけで見積もる業者は要注意
実際の壁の状態、劣化具合を確認して初めて正しい提案ができます
🔍 チェック：「外壁を触って粉が出るか」「ヒビがあるか」など細かく見てくれたか？
✅ ② 見積書がわかりやすいか
ただ「一式」ではなく、項目ごとに数量・単価・合計金額が書かれているか
使用する塗料名やグレードも明記されているか
📄 チェック：見積書を見たとき、「これは何？」とならないか？
✅ ③ 「不安なこと」にきちんと答えてくれるか
専門用語ばかり使わず、噛み砕いて説明してくれるかどうか
質問したときに、面倒がらずに丁寧に答えてくれるか
💬 チェック：「質問してよかった」と思える対応だったか？
✅ ④ しつこい営業や即決を迫らない
「今すぐ決めれば安くなります」「今なら足場代無料」「この地区のモニターになったら特別価格」などの営業は要注意
家族で相談したい、他社と比較したいという気持ちを尊重してくれるかが大切
🚫 注意：強引な営業がある場合、その後の対応も雑な可能性があります
✅ ⑤ 自社施工かどうか（下請け任せではないか）
自社施工の場合、責任の所在がはっきりしており、工事中も安心
完全自社施工を謳っていながらも、下請けに丸投げしている会社が多数あります
下請け任せだと「言った・言わない」のトラブルになりがち
🧰 チェック：「実際に工事するのは誰ですか？」と聞いてみてください
✅ ⑥ 施工事例や口コミが確認できるか
過去の実績をホームページやSNSで確認できる業者は信頼しやすい
Googleレビューや地域サイトの評価も参考に
📸 チェック：実際の写真つきの施工事例があると安心感アップ
✅ ⑦ 工事後のフォローがあるか
保証内容や、工事後に気になることがあったときの対応も事前に確認を
「塗って終わり」ではなく、「何かあったら相談できる」ことが大切
🛠 チェック：保証書の有無／不具合があった場合の連絡先が明記されているか
💡 まとめ
信頼できる塗装業者を選ぶためには、
「価格」だけではなく「人柄」「説明の丁寧さ」「情報の透明さ」が大切です。
✔ わからないことを丁寧に教えてくれる
✔ 自分たちのペースで検討できる
✔ 工事後もきちんと対応してくれる
そう感じられる業者なら、安心して任せられるはずです。
まずは無料診断から
「まだやるか決めていないけど、話だけでも聞きたい」「今の状態だけ知りたい」という方も歓迎です。 プロの視点でしっかりとチェックし、ご要望に合ったアドバイスを行います。
まとめ
- 2回目の外壁塗装は「家を守る」ための重要な工事
- 診断・補修・塗料選びの丁寧さが長持ちのカギ
- 迷ったら、まずは状態をチェックしてもらうのがおすすめ
※この記事は、長年塗装に携わってきた職人の経験をもとに、一般の方にもわかりやすくまとめています。
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